高校時代の英語の先生です。
今回の私の帰省を最も楽しみにしておられたかもしれない。
私の眼を開かせてくださった先生です。
数年前から手紙(手書きです)による交流が続いていて、16日はお会いできる事を本当に楽しみに。。
朝7時に故郷を出発、9時過ぎには先生のお宅の近く「道の駅」に到着。待ち合わせ場所です。
ほどなくして降り立った先生。
高校時代の先生は厳しいお顔だった。
当時県内一と言われた実力で、先生が教えを請う先生だった。
片田舎に赴任され、田舎ののんびり加減にうんざりだったかも(^^;
私を見て、手を打って歓迎してくださった。
涙があふれてきて・・・もう言葉にならない。
先生はずっと前から私を案内することを考えていてくださったらしく
まず藤堂高虎の築いた今治城へ。
お堀は海に通じていて、堀には海の魚が泳いでいる。珍しい!
管理事務所で、全国のお城が掲載されている「
城のしおり」を買ってくださる。
私と先生は高校卒業以来。
でも自分でも驚くほどそれを感じない、私は先生に緊張なく付き添っていた。
先生はあの頃と変わらなく、自分で計画をたてていて、どんどん進んでいかれる。
私は「はい!」と言って寄り添い従うだけだ。
しまなみ海道。
今治と尾道を結ぶ海道。
「多々羅羅大橋」はほぼ中間地点にある、世界最大級の斜張橋だ。
近くのSAに車を止めて、その橋を写そうと歩く。
橋まで行く公道?があるのに、先生は道をはずれて、みかん農家がある急坂の私道を下りていく。
「これで全体が見える」
いまは写真が趣味の先生、好奇心一杯!
「先生、みかんの木を入れましょう」
と私。適当な事を言ってあわせる(笑)
なにを話しても楽しい。
何を言っても心が通じているのを感じる。
先生、ありがとうございます。
私のために1日を割いてくださって、本当に感謝します。
ランチは来島海峡が見えるレストランで。
来島の潮は激しく、そこで採れた鯛は身がしまって美味しい。
もうなにも言う事はない。話さなくても私と先生は通じていると思った。