銀の道

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2014年 06月 14日

春を背負って

映画です。
「春を背負って」

早く起きた午前中に見てきました。
松山ケンイチ、蒼井優、豊川悦司出演。本日封切です。
             (「春を背負って」公式HPより画像引用)
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立山連峰、3000mを超える山頂にある山小屋が舞台。

結果だけが全てのトレーダー(亨)が、父亡きあと、山小屋を継ごうと決意する。
言わば・・・180°違う職業・・・180°違う価値観、180°違う人生に身を置く。

温かい山の人たち、人の不幸を自分の事として考えられる人達、自然の中で生きている人の眼差しは優しい。

少しずつたくましく、強く優しくなっていく亨を演じる(松山ケンイチ)がとても良い。
蒼井優は完璧だ。
いい映画でした。
何度も涙が出て、そんな悲しい映画ではないのに意外でした。


人はなぜ山に登るのだろう?

一歩一歩、自分の足で登るしか術がないのだ。
歩いて歩いて、苦しい一歩を重ねて、そこに頂がある。
そして自分の中の何かが埋まるのだ。

それが人生なのだ。それが重なる映画なのでした。
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by yumita6 | 2014-06-14 13:54 | 山に行こう!
2013年 11月 25日

清州会議

三谷幸喜作品、映画です。

期待して観たのですが・・・
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            (映画「清州会議」公式サイトより画像引用)

終わった途端、
「コケターー!」と心の中で叫んでいました。(>_<)

この画像でも分かる通り、出演者は申し分ない、素晴らしい方達。
それぞれの役どころを個性的に演じている。

それにもかかわらず、終わってみれば砕け散った!という。
え、もうこれで終わっちゃうの!というところであっけなく終わった。

笑いがない。(2回くらい笑ったかな)
「歴史を変えた」という清州会議の心理戦も想像以上にあっけない。


私はこの映画が作られると知って、すごく嬉しかった。
こんな地味なタイトルで作る、それでも人間の奥深さが知れるような、
画期的な映画になるのではないかと思い込んでいた。

今までの三谷作品を見てきたファンとして。残念!
歴史に興味がない人にとっては、ひょっとして(?)退屈なのかもしれない。


心に残ったのは、歴史は結局のところ女が作るということ。
その当時は男性の所有物であった女性が、実はしたたかな執念で想いを繋いだという事を再認識。

あーー
でも、でも残念だ。次に期待しますかね。

秀吉役の大泉洋が良かっただけに残念。
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by yumita6 | 2013-11-25 22:05 | 銀の月・・・おもうこと
2013年 10月 22日

そして父になる

そして父になる。福山雅治主演映画。

二組の家族の物語である。
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     (映画「そして父になる」公式HPより画像引用しました)

淡々と時間が流れる。
親と子の、どこにでもあるような成長の時間だ。

そして知らされる時が来る。
生まれてすぐに取り違えられた・・・DNA鑑定・・・

子供は6歳。
子供は親を選べない。社会的には保護される側だ。

でも、親が思っているほど子供は「子供」ではない。

戸惑いの中で子供の心が辛い。
大人は勝手なんだよね。

これは、子供に見守られている、大人の成長の物語でもあるかもしれない。


カンヌ映画祭審査員特別賞受賞。

期待しないで観ましたが、1か所だけ(・_・;)泣きました。
それが氷を溶かすすべてでした。

愛する時間、愛された時間。
そうなんだよね、今つくづくそれを思う。
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by yumita6 | 2013-10-22 21:39 | 銀の月・・・おもうこと
2012年 05月 13日

ル・アーヴルの靴みがき

渋谷で途中下車したのは、Hikarieに行くためではなくてこの映画を観るため。


マルセルはフランスの港町「ル・アーヴル」の靴磨きだ。
貧しい暮らしだが妻と二人愛情に満ちた穏やかな生活をしている。

イドリッサはアフリカからの密航者、コンテナから逃げ出してマルセルとかかわりを持つ。
この少年の「眼」が印象的だ。
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     (公式HPより画像引用しました)

フランス語(あたりまえ(・・;))で淡々とした会話が交わされる。
笑ったり怒ったり泣いたりという感情はほとんど分からない。
しかし、ふとした言葉や、ふとした行動に、言葉以上のものが込められている。

場面の変化やストーリーの切り換えには「?」と思う場面もあるが、それもスパイス。

イドリッサの将来は困難が待ち受けているだろう。
だけど、きっと彼は乗り越えられると確信する。
その聡明で純真な「眼」が、周囲の人間を動さずにはいられない。

大丈夫だ!

(ル・アーブルは、ドーバー海峡を隔てて、すぐイギリスという地にある)

渋谷ユーロスペース
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by yumita6 | 2012-05-13 18:25 | 銀の月・・・おもうこと
2011年 11月 26日

ステキな金縛り

三谷幸喜監督作品「ステキな金縛り」を観てきました。

殺人事件の裁判の証人が落ち武者の幽霊・・・
あまりにもアリエナイ設定に、とても期待できない!と勝手に思っていましたが。
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        (公式HPより画像引用しました)

深津絵里の弁護士はちょっとわざとらしい。

幽霊は西田敏行、素晴らしい!
この人でなければあの役はできないだろう。

そして敏腕検事は中井貴一。こちらもさすが。

幽霊が見える人と、見えない人がいる。
この設定がこの映画の面白さのすべて(*^_^*)


面白い!
泣ける!

無実の罪を晴らそうと幽霊と弁護士が奮闘する。
そしてしっかり自分の道を歩き始めた彼女に起きたことは・・・

今まで何本か三谷作品を見てきたが、これは今までの最高傑作ではないか?
おすすめです。文句なしに楽しめます!
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by yumita6 | 2011-11-26 13:51 | 銀の月・・・おもうこと
2011年 08月 08日

大鹿村騒動記

封切は7月16日。
主演の原田芳雄が亡くなったのはその3日後でした。

スクリーンの中の原田芳雄は、病気であることを微塵も感じさせない。
声も出るし体も動く、あのパワフルな演技はどこから来ていたのだろうか。

演技、というか演技を感じさせないせりふも動きも自然で素晴らしい!
彼だけでなくこの映画のすべての出演者がそうなのだが、やっぱり原田芳雄が秀逸だ。
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             (公式HPより画像引用)

長野県大鹿村には一度行ってみたいと思っていた・・・
300年続く村歌舞伎を伝承してきた村だ。

その村に男と女が帰ってきた。
18年前に駆け落ちした男女なのだが、その女こそ原田演じる風祭善(ぜんさん)の妻だった。

この深刻なシチュエーションで笑えるのがすごい。
この映画の出演者、彼らにかかったらいい映画ができないはずはない。
佐藤浩市でさえ、脇役?と言えるほどの豪華さだ。

人生をかけて歌舞伎を愛する人達、村と仲間を愛する人達。
人間の人生を受け止めてきた村歌舞伎、歌舞伎がなくては人生を語れない。

原田芳雄はいつでも男気があってかっこいい。
年齢を感じさせない色気、華やかさ、優しさ、ツッパリ、それがすべて現れていた。

原田芳雄。いい役者でした。
心からご冥福をお祈りいたします。

主題歌は忌野清志郎「太陽のあたる場所」! これが泣かせる!!
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by yumita6 | 2011-08-08 20:09 | 旅・・・どこか遠くへ
2011年 07月 04日

ブラック・スワン

アカデミー賞の主演女優賞を受賞した、ナタリー・ポートマンの渾身作「ブラック・スワン」を観ました。
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            (ブラック・スワン 公式HPから画像引用しました)

白鳥の湖というバレエはハッピーエンドかと思い込んでいたが、原典は違うのだそうだ。


ニナ(ナタリー・ポートマン)の「棘」がみどころ。
すべてをバレエに注ぎ込む生活、母の強い愛情によってニナは子供のように守られている。

そして劇団が演じるのは「白鳥の湖」と決まり、その主役はニナに決まっていく。
純粋無垢の白鳥と、悪魔の化身黒鳥。
この二つを一人のバレリーナが演じることは、精神的肉体的にも最高峰のレベルが求められる。

役に飲み込まれていくニナ。
黒鳥の魔力を求めて苦悩する。

夢か現実か、観ている私もドキドキしていく。

素晴らしい黒鳥が飛び去った後は・・・・


ナタリー・ポートマンと言うと・・・私の中ではスターウォーズのアミダラ女王♪
美しさは相変わらずですが、この役の中では繊細かつとても深い、痛々しい・・・傷ついた白鳥のように。


R15です。心して。
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by yumita6 | 2011-07-04 20:43 | 銀の月・・・おもうこと
2011年 04月 19日

Never Let Me Go

日比谷で
  (自分の過去記事にTB)

映画のタイトルです。邦題は「私を離さないで」
映画の中で歌詞が流れます。
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          (私を離さないで・公式HPより画像引用

観ている間、私の心の中でずっと流れていたのは深く暗い川だ。
ほとんど流れのない川が横たわっている。暗く、深く・・・

最初は「なぜ?」から始まる。
隔離された世界で生きている子供たち、管理されとても純粋だ。
18才になると外界へ出される、その宿命、その「使命」とは。

なぜ抵抗しないのか?こんな理不尽なことがなぜ許されるのか?
彼らに「人権」はないのか・・?

人権。
重い言葉だ。

魂がある。魂がない。誰がどんな基準で決めていくのか。
この仕組みを作ったヒトはどんなヒトなんだろうか?

原作はカズオ・イシグロ。
これにも驚かされるだろう。1900年代を未来として描いている。
現代にあってはならない、暗い川を描いている。

購読している朝日新聞の映画欄で紹介された。
劇場は限られているため、80%くらいの席が埋まっていたように思う。


太陽の光がまぶしかった!(^o^)
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by yumita6 | 2011-04-19 21:04 | 銀の月・・・おもうこと
2011年 01月 16日

Mother and Child

邦画のタイトルは「愛する人」という。封切の15日、見てきました。
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        (「愛する人」公式サイトより画像引用しました)

14歳で子供を産んだカレン。
子供はその日に養子に出され、それからカレンの長い毎日が始まる。
37年間・・・見えない娘に書く日記。報われない後悔の日々、外に心を開けない頑なさ。


一方、母を知らずに育った娘の孤独は計り知れない。
自分のみを信じ、生涯子供を持たないと決める。

しかし、予期せず子供を持って初めて「母」を意識し、その想いが交わろうとするが・・・


この映画は、いくつかの家族のストーリーが凝縮されている。
それが紡ぎあって一つの映画を構成している。
特別の効果やCGなどは一切使用しない、人間の心を短い言葉でも丁寧に描いている。
本来「映画」と言われていた世界がここにある。

母と子、無条件の愛、家族のぬくもり・・・

カレンの表情が豊かだ。
堅い表情がどんどん柔らかく優しくなっていく。人は人の愛によって変わる。


私は毎日どんな顔をしているのだろう?
愛を感じて生きているのか?(^.^;
誰かを愛する事を知っているか?そして人に愛を注いでいるか?

「愛する人」は母と子の物語だけではない。愛する人を大事に思いたい人へ、観て欲しい映画だ。
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by yumita6 | 2011-01-16 20:55 | 銀の星・・・大切なもの
2010年 10月 12日

13人の刺客

             (13人の刺客・公式HPより画像引用)
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最近邦画をよく観ているが、忘れないうちに。

この映画を観たいと思ったのは、役所広司がTVCMで
「お命、頂戴つかまつる!」と言っている緊迫感に動かされたのが、唯一の理由だ。

凶暴な主君、どんな上司でも部下は仕えなければならない。
それを達成する事が当然だった世の・・・うなりながら下唇をかみ続けた映画。

役所と市村正親の最後のシーンはさすがだった。
それから凶暴というか、精神を誤って育てられた稲垣吾郎の君主役は当たりだろう。

・・・そんな細かい事はどうでもいいような、魂のぶつかり合いがある。
自分の命を預ける事が、この現代にあるだろうか?
自分の死を賭けてまで守りたい正義に立ち向かった事があるだろうか?

ムリだ。

・・・
だけど、13人は命をかけたということだ。

「死」
死に対する思いが、現代とは全く違う。

この映画の最後の50分は切り合いと言われている。まさしくそうだ。
だが、その切り合いも最後の数分のためにあると言っても過言ではない。

見ていて苦しくなるような映画だが、見たことは後悔しない。
そんな映画だ。
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by yumita6 | 2010-10-12 21:45 | 銀の月・・・おもうこと